Company Profile

Project GENIUS 運営会社

株式会社後楽園イングリッシュセンター

代表取締役 岩田正彦

      岩田精二アラン

郵便番号102−0074

東京都千代田区九段南4丁目2番10号

メールアドレス: consulting@project-genius.jp

電話/FAX 03-3515-6363/03-3515-6364

創業1976年 
関連会社:ロンデート株式会社(法曹業界専門のエグゼキュティブサーチ)

Operating Company of Project GENIUS:

Korakuen English Centre Co., LTD.

Address:

Kobayashi Bldg. 1st Floor, 4-2-10, Kudan-minami

Chiyoda-ku, Tokyo 102-0074

Email: consulting@project-genius.jp

Tel:  03-3515-6363

Fax: 03-3515-6364

Start of Business 1976

Vision

JETプログラムやその他のALTの授業を受けた学生のなかには、「楽しかった」という思い出のある方もいるかもしれません。しかし、具体的に何が出来るようになったのか、と振り返ると何もない場合が多いのではないでしょうか。当社では、授業ごと、1学期ごと、年間ごとの到達目標を考え、小さな積み重ねを続けて「何が出来るようになっているか」を考えて授業をして行きます。

 

英語の教え方について、今までにはTESOLなど第二言語習得研究では様々な方法論が提唱されてきました。そして日本の中学校・高等学校での英語教育について様々な問題提起や批判がなされてきました。日本にいる英語を母国語とする外国人も調子に乗って「日本の学校の英語教育はダメだ、使えない」と深く考えないで批判するのがファッショナブルなようです。一番人気のある批判は、文法中心の英語の授業では効果が上がらない、もっと自然に英語を習得すべきだ、といったものです。教材販売会社レベルですと、文法はやらずに聞き流すだけで英語が上達する、という商品がマーケティング的に成功しています。しかし、伝統的な指導法も含めて様々な英語教授法にはそれぞれよい面と今ひとつな面がありますし、英語指導対象が臨界期前の子供か、中学高等学校の学校の現場での子供か、ビジネススキルとして英語を習得したい大人か、クラスのサイズが45人か、20人か、もっと少ないかなど、年齢、成熟度、英語の使用目的、クラスの人数によって、効果的な教授法はどれか、ということは臨機応変に異なってきます。特に子供の場合、一人ひとりはみな違い、ふさわしい教育も違うのが原則です。それにも関わらず、「この方法をやれば確実に英語は上達する!」と言い切るのは、商品を開発する側が大量生産の商品を販売する目的に採用する論理で、教育の多様性、不確実性を無視しています。

 

臨界期を過ぎた中学生・高校生に英語を教える場合、英語は日本語と構造や発音の仕方が大きく異なることから、英語の語順や口の動かし方に苦労します。日本語は文型に例えるならSOV言語であり、また音素は有声音中心でモーラ型の言語リズムであることから、英語とは鏡像関係にある日本語を母国語とする人にとって英語学習に時間がかかるのはやむを得ない面があります。そして、今までの学校英語は「先生中心」のGrammar-Translation Method及びAudio-Lingual Methodであるので、これを単純に変えれば良いのではと間違う人もいます。つまり、単純に「生徒中心」のCommunicative Approachにしさえすればすべては良くなると勘違いしている人もいます。そもそも、「コミュニケーション能力」には、① grammatical competence(文法能力)、② sociolinguistic competence(社会言語能力)、③ discourse competence(談話能力)、④ strategic competence(方略的能力)の4つの要素が含まれると言われており、文法能力はコミュニケーション能力を育成する為に不可欠な要素です。そこで、日本人の英語の先生の授業と、ネイティブの英語の先生の授業をどのように有機的に関連させながら授業をすると、生徒の具体的な達成目標を実現するためには効果的かを考える必要があります。

 

また、中学・高校生が習得すべきスキルは、1)Basic Interpersonal Communication Skillsと2)Cognitive Academic Language Proficiencyの両方です。単純に通じればいいというのであれば、ハワイやナイジェリアのピジン英語でもいいのですが、大学に進学する学生を通常前提とするので、前述の2種類のスキルの両方を習得する必要があります。このように、学校教育現場の特殊性を前提として、具体的な状況のもとでAudio-Lingual MethodからCommunicative Approachやその他の様々な教授法を比較考量して、与えられた状況で最も効果的な選択肢を検討します。

 

更に、教授法云々だけでなく、結局一番効果に影響を与える、教室での規律などのクラスマネジメント(デシプリン問題)への対応方法、実際の授業での教師の体の動かし方、立ち位置、歩き方、声の調子、生徒へのアプローチの仕方、と言った「教師」としてのセンスについても向上させてゆくよう当社の英語科主任が外国人講師を指導してまいります。そして、学生の皆様に具体的な結果を獲てもらう為に、各授業の到達目標の積み重ねが、1学期末に学生が「何が出来るようになっているのか」、1年後に「何が出来るようになっているのか」、と言った具合に短期・長期の到達目標を設定して指導してゆきます。

 

私どもは、英語教育を商品のように考えることなく、教育はアートであると考えています。当社は第二言語教授法を大学院で学んだ当社の英語科主任が各学校のニーズ、現実の制約、指導の目的などを、コンサルテーションを通じて把握し具体的に効果的な方法を悩みながら考えてゆきます。また、別契約で全体のカリキュラムのコンサルテーションや日本人の英語の先生方へのコンサルテーションも行うことができます。

 

そして当社では、日本人の英語の先生方の授業と外国人の英語の授業とをどのように有機的に関連させれば学生の視点から効果的か、ということを考え、「Harmonizing English Curriculum」という視点をクライアントの私立学校の皆様にご提案することがあります。

 

既にオーラルコミュニケーションの授業を導入し、ALTなどの外国人講師について他社との契約が継続しているかもしれませんが、定期的に長期契約を見直すことは、違った視点を新たにもたらすきっかけともなりますので、是非、来年度からの当社へのご用命をご検討いただければ幸甚に存じます。お話だけでもさせていただきますので、お気軽に電子メールまたは電話でご連絡ください。